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早期退職後の生活を省みて、ものの見え方、心持ち、生き方の変化を確認しながらの日記です。人生、社会の動きにも眼を向けたいと思っています。
日清日露勝利が見落としたもの
 わが町に、バブルの遺産と言える施設があります。先日行って、発見がありました。「やはり、無駄な公園だった」、もう一つは「日清・日露戦争の忠魂碑があったのか」ということです。
 忠魂碑に並んで、戦没者氏名が刻まれた石板がありました。日清戦争は1名、日露戦争は百数十名です。しかも、八角姓が二つ並んでいるのです。その瞬間、戦死者8万8千という教科書知識が郷土の歴史と結びつきました。水仙の花が捧げられています。悲しみを今に受け継ぐ献花です。
 しかし、高校の歴史授業中、8万8千の数字は大国ロシアに勝った偉業の証しにはなっても、戦死者の無念、遺族の悲しみを語りませんでした。当時なら尚更、勝利がもたらす国益とナショナリズムの高揚は、生活者の都合を黙殺することを承認し、土に生きる日常を置き去りにしたはずです。「国民の義務」の名の下、そこに醸成された理不尽さへの不感症は、太平洋戦争終結まで続きます。
 NHK「坂に上の雲」は物語としては面白いでしょう。確かに、当時の一側面ではあります。しかし、歴史として観ることは、当時の過ちを平成の世に再生産することになります。
 戦死して勲章(遺族恩給支給資格)を得た伯父の墓前で、「にしのお陰で生活が楽だぁ。ありがてえ」と祖母は無感情に言いました。息子の生と死の尊さを、このようにしか言い表せない無念の表情を忘れることが出来ません。

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久しぶりに、隣町、旭市の工業団地の空き地に行きました。
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この時期、露地栽培は長ネギぐらいしかありません。
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春めいてきた日差しを楽しむぼーです。冷える手をぼーのわきの下に入れて暖めるのが楽しみな自分です。




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コメント
コメント
美代子さんへ
 とにもかくにも、この65年間、戦争で死んだ人がいないということは素晴らしいことです。素晴らしいことと心底思う人が大多数派であり続けるk¥ことが大切ですね。
 今度の金曜日、句会なんですがね。句が浮かんできません。美代子さんはこの苛立ちをもう何年も味わってきたんですね。なんでもすぐ出来てしまうと楽しくないと言うことも真理ですが。
2011/02/08(火) 21:20:01 | URL | スキップ #- [ 編集 ]
じ~んとします。
>「にしのお陰で生活が楽だぁ。ありがてえ」と祖母は無感情に言いました

↑この言葉に胸がじ~んとしました。息子さんの死によって、生活が保障されても喜ぶことはなかったでしょうが、しかし、有難いという気持ちは事実でしょうね。それだけ厳しい時代だったと思います。 どんな事情であれ、子どもに先に逝かれることくらい辛いことはないのに、大っぴらに哀しむことも出来ない。。。戦争など、何があってもしてはならないと思いますね。
2011/02/08(火) 13:21:02 | URL | 美代子 #1Nt04ABk [ 編集 ]
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