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早期退職後の生活を省みて、ものの見え方、心持ち、生き方の変化を確認しながらの日記です。人生、社会の動きにも眼を向けたいと思っています。
社会変革から逃れる貯蓄税 その②
 白川さんは「貯蓄税導入で、眠っていたお金が消費や株などの投資に回され景気を刺激出来る」と言う。つまり、老人の貯金を減らすことで景気を回復させる政策である。しかし、もし実行したら、現実的な支障をきたすだろう。なぜなら、国民の貯金が国債を買っているからだ。老人が貯金を下ろしたら、今後、国債発行は難しくなり、外国に買ってももらうことになる。これは限りなく日本をギリシャに近づける。
 第一、消費を強要される苦痛への想像力が欠如している。無駄遣いの義務化は、生き方への干渉である。質素な生活を旨とする者は高額所得を得てはいけないのか。余分な金を使わずに貯めることは非道徳なのか。
 更に言おう。老人が金を持たず、社会保障が不十分ならば、子世代が親の老後の安全を担わなければならない。しかし、子達はワーキングプアーである。放置された老人で、世の中、溢れかえるだろう。
 ここで、問題がはっきりしてくる。働いても働いても貧乏にする、そんな社会システムを壊すことが社会改革の大本であると言うことだ。正社員と同じ労働をしている非正規社員との賃金に、三倍も四倍もの差をつけるということがまかり通っている。労働力の価値格差は命に格差をつけることに同じだ。尊敬とは他者の労働を、その労力に応じて評価することである。
 今やるべき改革は、他者を蔑ろにして、命に格差を設けてしまった、この経済社会を変革することだ。皆が全く同じ収入と言うことはありえないし、あったら気持ち悪い。だから、格差は生まれる。それを累進課税で調整することは資本主義の学習成果である。ここに、改革のあるべき方向性が見える。少なくとも、貯蓄課税という、琵琶湖を箸でかき回すよう小手先の改革では解決しない大きな時代の変わり目である。
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コメント
コメント
 大分前に、生徒の服装が乱れ、服装点検を試験中にやろうということになりました。教員が、試験に集中している生徒を、なめるように見て、校章、学年章を付けているか、ボタンが取れていないか、ズボン・スカートに違反はないか、パーマをかけていないかなどを、チェックするのわけです。
 私の美意識に反するので反対でしたが、後日、一人一人呼んで、話を聞きつつ、指導するという項目が原案に入っていましたから、あえて反対はしませんでした。
 しかし詳しいことは忘れましが、、校章・学年章が見えないから、生徒の並び順を変えたらと言う意見には反対しました。 効率化のため生徒を物のように扱うことは我々の教育の質に関わる問題だからです。
 今政治家・官僚・専門家の中に、「並び順を変える」式の小手先のアイデアでことを済まそういう風潮、思想が蔓延しています。これには、怒りを覚えます。ゆえについ、2日間は「です。ます。」調から「である。だ。」調になってしまいました。事の本質に関わることを言いたがりません。それは、きっと、大掛かりなことに脚と首を突っ込むことになるからです。
 破綻は覚悟しておいた方がいいように思います。私、密かに、しかし確実に、二十年前から、その準備をしてきました。
2010/09/12(日) 11:18:56 | URL | スキップ #- [ 編集 ]
いま、消費税を上げるには無理がありますね。貧困家庭は増えるばかりだそうです。スキップさんが仰るように、格差を累進課税で調整するしかないんですね。 

老人の貯蓄を使わせようとしても、老人は不安で使えないですよね。子どもも国も当てにならない時代です。子どもは自分の家庭を維持するのに精一杯のはずですしね。

円高も進み、来年の日本はどうなっているでしょうか。破綻は避けられるのでしょうか。

2010/09/12(日) 08:47:51 | URL | 美代子 #1Nt04ABk [ 編集 ]
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