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早期退職後の生活を省みて、ものの見え方、心持ち、生き方の変化を確認しながらの日記です。人生、社会の動きにも眼を向けたいと思っています。
政権交代の次は文明転換
 人間が思うがままに生きることは自然なことです。しかし、むしろそれが不自由に感じられてくるときがくるのも自然な流れのようです。この時に、人は思想を必要とするのでしょう。現在、まさにこの状態にあります。
 先進国で、ミツバチが消える現象が起きています。そんな中、フランスの養蜂家が農村から都会に巣箱を移し、成果を挙げていると10月22日付け東京新聞国際欄にありました。40%であった死亡率がパリ移動後は5%に収まり、蜂蜜収量は4倍になったと言います。彼は「どこもかしこも見渡す限り、とうもろこし畑や菜の花畑や麦畑一色、蜂にとって自然で快適な環境であるはずがない」と言います。
 これは近代的合理性が生んだ典型的な悪い例でしょう。利益をより多く上げるために、広大な農地に同じ作物を大量生産しする。これは同時に、豊かさの追求であり、他者排除の武器でもあるわけです。そのように使ってきた思想が生んだ最大の難問が温暖化です。
 ようよう、政権交代を実現した日本ですが、もう一つ、やらなければならないのが文明転換です。その方向を示すと思う名言があります。「豊かだから与えるのではない、与えるから豊かになるのだ」ここには近代合理主義とは180度違った思想が生きているように思います。
 西洋では、成功した実業家がその私財を公共のためや、個人救済に寄付する伝統的美風があります。はじめは、プロテスタントから生まれた宗教行為だと思います。そもそも資本主義がプロテスタントが説く倫理思想から生まれたという説があるくらいですから、これは正しいでしょう。近代西洋の発想では「豊かだから与える」のです。
 しかし、示した僧侶の言葉は現世的豊かさを問題にしていません。金持ちも貧乏人も与えることで人生を、生命を魂を豊かに出来ると言っているのです。現世利害と宗教信仰を一体化させたプロテスタントとは明らかな違う名言を仏教徒が言っています。新しい文明の方向をこの名言に感じます。
 
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コメント
コメント
精神と魂の違いが分からないのが現代人です。私もその一人ですが、魂なんかないとは思っていません。宗教が誤解されていることが残念です。
2009/10/24(土) 13:43:22 | URL | 八角 #- [ 編集 ]
宗教と政治と経済・・・根幹のつながり!?
こんばんは!~
突き詰めると繋がっているのかもしれません!・・・それを理解できる政治家が果たしているのでしょうか?経営者にしても・・・
2009/10/23(金) 21:29:24 | URL | シマンチュ雑話 #- [ 編集 ]
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