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早期退職後の生活を省みて、ものの見え方、心持ち、生き方の変化を確認しながらの日記です。人生、社会の動きにも眼を向けたいと思っています。
明治政府は試行錯誤の連続だった
 明治政府の改革は世界を驚かす成功を収めました。成功とは、目的を達成したと言う意味においてです。富国強兵・殖産興業を推進することで民族国家の独立を守らねばならないという危機感を克服したと言う意味で大成功といってよいと思います。
 しかし、順調に回り道せず、失敗せずに、成功したわけではありません。例えば、金融政策では国立銀行条例を発し、産業に資金を供給しようとしましたが、資本金の60%までしか紙幣を発行してはいけなかったので経営がうまく行きませんでした。のちこれを80%にしています。教育制度では、明治5年の学制は機械的、理想主義的過ぎて実情に合わず、実現できぬまま、12年に教育令によって廃止されました。制度が固まったのは19年の学校令によってでした。このような軌道修正は明治政府が手がけた政治組織、地方行政、条約改正、軍政、宗教政策等、多くの政策に見られます。
 試行錯誤の結果としての成功であったことは、平成の大改革にも当てはまると思います。麻生内閣は「ぶれ」て批判され、改革の道筋を示せませんでした。説明する意志も能力もありませんでした。ただ、理念と思想と、それから導き出されるビジョンがなかっただけなのでしょう。
 しかし、鳩山内閣はそうではないように今のところ見えます。そうであるなら、試行錯誤を認める用意をしなければならないと思うのです。その条件は、それに至った考え方と情勢分析を明らかにすることです。判断ミスを認め、その上で失敗を踏まえた修正策を国民に示すことです。
 国民も各分野で現実に対している人材です。理念が全てすぐに実現できないことは経験済みです。「ぶれ」とは現実を変えることが困難であるからと、改革を諦め、放棄することを言います。その意味では麻生さんは「ぶれ」ていなかったのかもしれません。彼が言った改革は、小泉さんを挟んで、さらに前の自民党に帰ることを言っていたのですから。
 明治政府は明治4年までは西郷、大久保、木戸が、それから11年までは大久保が、その後、23年までは伊藤が背負い20年以上も同じ思いで改革をやり通したのです。 民主党も我慢ですが、国民も我慢です。
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コメント
コメント
 自分の課題、地域の課題、日本の課題、世界の課題。それを前に、自分の無力を感じる毎日です。
2009/10/18(日) 10:34:42 | URL | 八角 #- [ 編集 ]
国民のレベルが問われます。
授業では「民主党にいかに仕事をさせるかは国民の課題」と言っています。主権者国民が政権にどのような仕事をさせるのか、わたしたちの課題であるという自覚が必要でしょう。
2009/10/17(土) 22:38:57 | URL | こん #JecAxcZ2 [ 編集 ]
 マスコミの質の低下が気になります。思い感じたことを、知ったことをすべて報道してしまう浅薄さを感じます。教師も教材研究で知りえた知識の半分も授業では話しません。それがまともな教師です。
2009/10/12(月) 21:49:26 | URL | 八角 #- [ 編集 ]
鳩山内閣を今評価すべきではない!・・・
鳩山内閣の結果が出るのは、4年後です。マスコミは、今静観すべきです!・・・いたずらに、国民をあおらないでほしい!今現在の報道は、稚拙で中身のないものであり、政権が結果を出していないことへの、余計なマスメディアの口出しである。結果が出るまで静観すべきでその経過を取材すべきであり、それをまとめて報道することのほうが望ましい!
2009/10/12(月) 21:36:52 | URL | シマンチュ雑話 #- [ 編集 ]
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