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早期退職後の生活を省みて、ものの見え方、心持ち、生き方の変化を確認しながらの日記です。人生、社会の動きにも眼を向けたいと思っています。
政治不在、不況貧困深刻
 経済センサス基礎調査を始めて、昨日が三日目。この地域は建築、土木、造園業従事者が多いのです。その一軒で、すぐにご主人を見つけました。挨拶を交わし合って、「大変だね」「いや、皆さん家にいらっしゃるんで、一回で済みますから助かります」「そうか、みんな仕事がないんだね」「偶然お会いできたんではないんですか」「普通なら、この時間家にはいないよ。仕事がないんだよ」
 どっきっとしました、自分の鈍感さに。どこを回ってもご主人がいるのは運がいいのだと思っていたのです。しかし、よく考えれば個人零細中小企業は社長が中心的な働き手です。その社長がいるのですから「仕事がない」と察して当然だったのです。 
 飲食業の店に行きましたら、「二年前に廃業した。道路交通法改定が致命的だった」といいます。ご主人は30人の同業仲間に、自分が廃業するので、久しぶりに連絡を取ったら、、すでにほとんど廃業していたそうです。彼は成田の工場に非正規ながら、直接雇用社員として、残業を含め、二十数万円の収入の道を得ました。しかし、昨年10月以降、残業が減り、100人の派遣社員全員が去り、ワークシェアリングの名の下、現在は、週二日仕事で、収入は7万円。
 「とても生活できない。店をやっているころ、103キロだった体重は今47キロだよ。近所からおかずや野菜をもらって、自分でも、種から野菜栽培して、芋を作って生きている。開店時の借金もまだ残っているのに。エコとか何とか言って、黒塗りの高級車に乗り、ドアを開けてもらえる人たちには分からないだろう」
 「ワークシェアリングも考え物だよ。仕事を分け合うと言うのは聞こえがいいが、会社は直接雇用を首切らずにいた方が、監督署の指導を受けないし、世間体もいいし、熟練労働力を確保して置け、必要になった時に労働者を集める手間も要らない、いいこと尽くめなんだ。しかし、働いている者は生活ができない」直接、当事者から話を聞くことの大切さを思い知りました。
 世界的金融危機から発した経済不況が原因だと言えばその通りです。しかしそれだけでしょうか。今の国民の様態は、台風が吹きまくり、なすがままにされた封建時代の被災者の姿に似ています。政治が役割を果たさない、機能しない、そのことの結果ではないでしょうか。ですが、首相は十分なことをしたと自負しています。見方によっては、何もしなかった封建領主よりもたちが悪い。
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コメント
コメント
 公務員の給料が高いという思いはあると思います。確かに、年収200万円前後の自営業者はたくさんいるでしょうから。「三百万円で生活する方法」でしたか、森永卓郎さんの本、その300万円にも満たない人は例外ではなくなっているでしょう。
 公務員に生活できない給料しか、支給すれば、公務員も200万円だから、それ以上の収入を期待するなと言ってくるのが支配者です。公務員並みの収入を皆に保障する社会を要求した方がお互いのためかもしれません。
2009/06/27(土) 14:10:20 | URL | 八角 #- [ 編集 ]
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2009/06/27(土) 01:16:50 | | # [ 編集 ]
ワークシェアリング・・・
ワークシェアリングこそ公務員に適用しなければならない制度です。税収が増えてこその公務員なのですから、・・・
もしくは、人事院勧告を零細中小企業の給与水準に合わせるべきです。
働く苦労を知るべきですって!・・・美味しい思いをしているのは、上級官僚・上級公務員だけかもしれませんが!?
2009/06/26(金) 21:35:33 | URL | シマンチュ雑話 #- [ 編集 ]
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