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早期退職後の生活を省みて、ものの見え方、心持ち、生き方の変化を確認しながらの日記です。人生、社会の動きにも眼を向けたいと思っています。
スリッパの値段に驚く
 先日、トマトの苗をカインズホームに買いに行った時、通り過ぎかかった棚にスリッパがありました。今履いているのはぼろぼろになっていましたから、買おうかと目が行ったのです。すると 「95」 のカードが並んでいます。「珍しい名のメーカーだなぁ」と思いましたら、勘違いでした。「95」はスリッパの値段なのです。まさか、私の常識経験では安くて500円、1000円前後がスリッパの値段です。
 嬉しさの先に、不気味さを感じてしまいました。例えば、東京23区山の手といわれる地域で、2DKで家賃5万円と聞いたら警戒するでしょう。殺人事件が起きたとか、幽霊が出るとか、手抜き建設物件ではないかと。ところが、品物を見ると結構いいものです。安さからも「買おう」とすぐに決断、というかそれ程の額ではありません。かごに、何の抵抗もなく、入れてしまいました。
 しかし、次には不安がやってきたのです。こんなに安くて、製造会社は継続生産できるのか。すぐに、米価のことが浮かびました。今、60キロで、生産者米価は12000円です。採算ラインは18000円とも、20000円とも言われています。今、この安い米を、農民に正当な代価を支払わないで、いい気になって食べていますが、将来、この安易さが原因で、米が食べられなくなるのではないか、と言う不安を持っているからです。
 無理や、アンバランスは、いずれは、行き詰まりを起こします。95円のスリッパを製造している会社も行き詰まるでしょう。そうでなければ、我々は不当に安い外国の労働力を楽しんでいるのではないでしょうか。いずれ来るしっぺ返しを覚悟しなければならないでしょう。
 それよりは、正当と思われる代価を、今もこれからも払うことで、皆がお互いに、安定した経済・経営・生活の中で生きられるようにした方がいいと思うのです。「95」円のスリッパに不気味さを感じる感性の必要を思います。
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コメント
コメント
 川柳は好きです。なかなか皮肉が利いた良作です。新聞に投稿してみたらどうでしょうか。創る楽しみが倍増します。
2009/06/02(火) 06:02:19 | URL | 八角 #- [ 編集 ]
シマンチュ川柳
保障期間、切れたら必ず、故障する

日本製、中身は全部、アジア製

「世界一、職人魂、ここにあり」ってことを日本人は知らなければならない。!
2009/06/02(火) 00:23:45 | URL | シマンチュ雑話 #- [ 編集 ]
 国際的な経済システムのゆえに、同じ労働が、どこで生まれたかによって、数十倍、百倍も価値に差があるというのはおかしいでしょう。システムゆえに、確認照明できませんが、これは搾取の結果といわなければなりません。国内でも国際間でも、格差は全体の安定を奪います。その極限がやってきてしまったという感を強く持ちます。
 仰るとおり、様々な製品の質が落ちていると思います。良くすぐに壊れます。
2009/06/01(月) 23:56:25 | URL | 八角 #- [ 編集 ]
微妙な感性・・・日本の技術力とアジアの安い労働力
今や日本のメーカーは、その信用性において東南アジア各国で作られた商品と同等である。なぜなら、家電にしても、パソコンにしても純粋に国産であるとうたえる商品は無いのである。逆に日本の技術を国外へ流出させているのであり今や純国産を探すのが不可能になっているのである。・・・
リコールやリコールにならないメーカーサイドのサポートなどの故障事例が、非常に多いような気がするのは、私だけでしょうか。
目先の利益やコストダウンのみを訴求するメーカー企業の姿勢に疑問を感じます。
2009/06/01(月) 23:24:07 | URL | シマンチュ雑話 #- [ 編集 ]
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