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早期退職後の生活を省みて、ものの見え方、心持ち、生き方の変化を確認しながらの日記です。人生、社会の動きにも眼を向けたいと思っています。
高度福祉国家で持続可能社会へ
 いつの頃からか、高度物質文明を生きる据わりの悪さは、不安へと変わって行きました。欲望という神を信仰する新興宗教に、普通の市民までもが侵されているのではないかとの怖さを覚えました。
 バブルが弾けると、産業廃棄物の不法投棄が問題となり、50万トンの残飯への反省が生まれてきました。使い捨てたゴミを前にして「経済成長は経済安定の必要条件か」「これ以上の豊かさは罪でないのか」と思いだした人々は多かったはずです。
 これに、経済学者の伊東光晴さんが「エコノミスト」2005年12月20日号「成長なき安定・繁栄は可能か」で応えています。環境・資源問題は拡大再生産ゆえに深刻化しています。だから、物質資源に頼る経済から、人間を資源とする経済に切り替えようというのです。医療・介護・援助・そして研究・教育、これ等の仕事を支える能力人材を資源と見なし、これを購入代価を支払い、産業発展・公的機能とする合意と仕組みを創り上げるべきだとの主張です。これですとGDPを増やしても、物生産を減らすことが出来ます。
 この構想は現在の国民の願いにも合致しています。特殊法人廃止や道路特定財源の一般財源化への抵抗、医療費増加分二千数百億円の凍結、医師不足・看護師冷遇の放置は、この構想と願いに真っ向対立する政治姿勢の現われです。そして、この構想を政策化しえないことが、野党を含めた政治が機能しない理由であり、イライラ閉塞感と政治不信の内容ではないでしょうか。
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