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早期退職後の生活を省みて、ものの見え方、心持ち、生き方の変化を確認しながらの日記です。人生、社会の動きにも眼を向けたいと思っています。
保険制度の公的性格視野に番組作成を
 年金・健康保険制度に関る番組が続いています。しかし、番組の多くは「あなたの負担がどうなる」「あなたはどれだけ年金がもらえる」など、個人の損得に関心を集中させているように見えます。本来、制度が持つ、相互扶助機能や社会性を忘れ去った番組作成になっています。
 一方で、報道は「モンスターペアレント」「モンスターペイジェント」「クレイマー」等を問題として取り上げています。ここでは、己の利益・我が儘のみを価値とし、優先させる人々を登場させ、公共精神の希薄さの広がりに警告を発して見せるのです。この相反する報道姿勢に整合性を与える意志は視聴率獲得優先主義です。視聴者に驚きを提供し、関心を集められるならば、利己心に訴える番組も、利己心を嘆く番組も創れるのです。
 報道機関の公共性は言うまでもありません。その中には、社会を社会ならしめるための仕事が、それを使命とすることが含まれていると信じます。個々人では出来ない大きいことのために協力・協調する、誰もが人間らしい生き方が出来るように助け合う、こういう精神に裏打ちされた社会を創り、維持して行くための公共的機能を担っているはずなのです。それがために、マスコミには特権が与えられているのではないでしょうか。
 視聴者の「私はどうなる」という関心に焦点を当てた番組も大切ですが、バランスがあります。そのバランスを失っている現実に、報道各社の、市民の公共心を応援するという姿勢の欠如が見えます。なぜ、我々が集団を、組織を、そして社会を形作っているのか、そこに立ち返った、そこを足場とした番組作成をお願いしたいと思うのです。
 
 
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コメント
コメント
 ユニークな研究センターを千葉大は持っているのですね。このテーマは、、まさに、大学で社会学を勉強したいと思わされた関心そのものです。個人か国家か、これこそ永遠の課題ですね。
2008/07/15(火) 10:33:14 | URL | 八角 #- [ 編集 ]
 刺激的な事件、様子を捜し求める、ある時には、仕向ける、創り上げる、そんなにおいがしますね。人の行いを善と悪に、人間を善人と悪人にきれいに分けないと気がすまない、仕事をしたことにならない」と思っているようです。浅薄な人間感しか持って居ない人物が社会を分析できるでしょうか。そんな不安を持たせるマスコミの現状です。雪印のときの話、同感です。
2008/07/15(火) 09:40:44 | URL | 八角 #- [ 編集 ]
前職で報道関係者と多く接する機会がありました。彼らの本心を目の当たりにして思いました。“ブンヤを信じたらヤケドする”と・・・。
以前、雪印乳業の偽造事件で報道関係者が社長に詰め寄り、社長の口から出たポロッと出た“寝てない”発言に“自分も寝てない”とやり返した若い報道関係者がいました。その後の報道番組では、キャスター他がその発言を賞賛するかのごとく話すのを見て、報道番組がワイドショー的な番組に見えてきました。まるで正義のヒーローとでも勘違いしています。仕事で寝てないことに腹が立つのなら、そんな勤務を強いる上司に言えばいい、仕事で寝られないのが嫌なら、そんな仕事止めればいい、取材相手に言う言葉ではない。報道人としての誇りや信念、そして職業倫理や意識が感じらない言葉でした。何かコメントが欲しい、ただそれだけの売り言葉に買い言葉的に進める取材感覚に幻滅です。
2008/07/14(月) 21:38:21 | URL | 半農半遊人 #- [ 編集 ]
千葉大学に「公共哲学研究センター」(?)とかというところがあります。個の確立と社会とをどう切り結ぶかについて法哲学的に研究するところです。
この「個」と「公」とのバランスをどうするかが重要です。ここを間違うと国民精神総動員となり、また、興味・関心75㎝の自己中人間が浮遊する社会となります。
2008/07/14(月) 15:53:53 | URL | こん #JecAxcZ2 [ 編集 ]
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