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早期退職後の生活を省みて、ものの見え方、心持ち、生き方の変化を確認しながらの日記です。人生、社会の動きにも眼を向けたいと思っています。
私は三権の長
 「私は立法府の長」に続き「私は司法の長」発言もするだろうと思っていたところ、その通りになりました。今回の検察庁法改定は、政権が検事総長の人事に口を出すのですから。
 武田行革担当相が、検察官も国家公務員なのだから、他の職員と同じように処遇するのが合理的だといった答弁をしました。しかし、これは歴史的経緯を無視した発言です。国家公務員法に加え、あえて、検察庁法を制定したのは、司法が行政府の支配に組み入れられないための智慧です。これは、戦前、行政府が立法・司法権をも、実質、握ってしまったことへの反省が生み出した、同じ過ちを繰り返さないための装置なのです。
 その装置を、安倍首相は強引に外そうと主導しています。しかし、驚くことはありません。なぜなら、首相は「戦後レジュームからの脱却」をスローガンに掲げているからです。つまり、戦前を過ちと思っていなければ、反省の必要もないと信じているのです。この信念が村山・河野談話の見直しを主張させ、憲法に緊急事態条項を盛り込もうとする意欲となって表れているのです。
 そして、戦前への最大の反省から生まれた憲法九条の改定です。最大の反省から生まれたゆえに、九条が最大の敵に見えるのです。しかし、これが彼の最終的な目標ではないことが分かってきました。彼が目指す到着点は「私は三権の長」だったのです。ですから、論理が破綻しているにもかかわらず、検察庁法改定に突っ走るのです。
 安倍首相が政権を投げだすのではとの憶測が飛んでいます。投げ出しても結構なのですが、その理由を健康問題と言わせてはいけません。「私は三権の長」の信念を国民に拒否されたからだと言わせねばなりません。
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コメント
コメント
美代子さんへ
 手前みそになりますが、自署「追従で国を損なう安保ン丹」は安倍政権の本質を見抜いた本であると思えてきました。もう、真の姿を隠しようもないところまで表して憚らないところまで来てしまった安倍総理です。
 自然災害への心配が慢性化する時代に入ったと思います。桜島や阿蘇の噴火、全国的に多発する中規模の地震、台風の巨大化、竜巻、心配の種が多すぎて、どう対処したらよいのかが分からない程ですね。これらを受け入れて生きるしかない明らめが必要になりました。自分を失わないようにしたいと言い聞かせているところです。
2020/05/16(土) 11:19:43 | URL | スキップ #- [ 編集 ]
 スキップさん、安倍総理は検察庁法を変えてまで自分の罪を認めない人ですからあきれますね。さすがに検察OBらが意見書を提出しましたが、安倍総理が素直に従うとはとても思えません。自分は日本のトップにいるのだから、誰にも文句を言われたくないということでしょうね。子供と同じではありませんか。三権の長を手に入れれば日本は自分の意のままになるという思い上がり。それにしても恐ろしいことですね。検察OBがたまらずに物申したのですが、前例のないことでしょうね。
 政権をまた投げ捨てるとのうわさがあるようですが、投げるというより自滅でしょうね。忖度の議員たちまで異常になってます。
 
 いつからか五月は、夏のように暑い日が続くようになりましたね。梅雨に入るとまた大きな水害が起きないか心配です。毎年暑さも増していますが、さすがにもう限界にきているように思います。
2020/05/15(金) 16:19:54 | URL | 美代子 #1Nt04ABk [ 編集 ]
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