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早期退職後の生活を省みて、ものの見え方、心持ち、生き方の変化を確認しながらの日記です。人生、社会の動きにも眼を向けたいと思っています。
入国管理法改定案衆議院通過
 与党にすれば、予定通り、入管法改定案が衆議院を通過しました。これをみて、安倍首相が「私は立法の最高責任者」と発言し、訂正しながらも、繰り返している理由がわかります。彼は本心から総理大臣が立法府の長であると認識しているからです。 衆参両議長が抗議しないことに抗議したくなります。
 私たちは大袈裟ではなく、等身大の民主主義の危機の中にあります。それを感受できないほどに想像力を失い民主主義の精神を見失っているのです。1960(昭和35)年、労働者や学生市民の30万人が国会を包囲したことが嘘のようです。
 確かに、現在はあわただしい生活です。それは当時も同じだったはずです。では何が違うのでしょうか。それは当時は貧しく、今は豊かであるということです。当時まだ、国民の多数派は経済成長の恩恵を受けておらずに、貧しいままでした。その貧しさから抜け出すぞとの思いは民主主義や平和の確実性を高めることで実現できると信じさせていました。言い換えれば、貧しさと闘う思想が民主主義や平和主義であったのです。
 ですから、一度豊かさを手に入れるや人々は思想を捨てたのではないでしょうか。そうと思うことが自然と感じさせる今の市民の政治への反応です。さらに驚くことは、支配されている市民が支配者の立場から物を言い出していることです。そのことと、財界目線の安倍内閣支持率の高さは無縁ではないと思います。豊かになったことが政治への関心を下げ、豊かになったことが支配者気分で生活できるようにしているのです。この錯覚に気付かない限り、民主主義の復活はありません。

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コメント
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美代子さんへ
 衣食足りて礼節を知る、これは正しいようで、そうでもないですね。豊かになることで、卑しさが増すことの方がピンときます。現実に近いと思わされます。
 金を手にすると偉くなったような錯覚に陥る方々が多すぎるということでしょうか。第一地帯戦の時の船成金が料亭の玄関で靴を履くときの明かりに百円札を燃やしたという話があります。何を勘違いしているのでしょうかね。燃やすなら、困っている方々を支援することに使えばよいのではないでしょうか。そう思いに至らないことがうぬぼれです。
 生活にゆとりがあるなら、それこそ、教養を高めることに時間と金を使えばいいでしょう。それが社会を見る目を変え、社会参加することになるかもしれません。
2018/11/30(金) 11:25:57 | URL | スキップ #- [ 編集 ]
 仰る通りですね。国民は現在さえ豊かに暮らせていればいいと思うところがありますね。しかし、働いても生活が楽にならないときに、政府に対して怒りが沸くのでしょう。安倍首相はよく「私はこの国のトップだ」と言いますが、義務や責任を伴うとは思っていないんですね。子供じみたことを言ってる場合かと思いますが、兵器もまるでオモチャのように買い続けています。それならせめて徴用工の人たちにあげた方が戦争回避につながると思いますが、トランプ氏の娘さんには何千億円もの寄付を約束しておいて、貧しい人たちを思い遣ることはありません。韓国が正しいとは思いませんが、安倍首相の税金の使い方は異常だと思います。
2018/11/29(木) 16:23:34 | URL | 美代子 #1Nt04ABk [ 編集 ]
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