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早期退職後の生活を省みて、ものの見え方、心持ち、生き方の変化を確認しながらの日記です。人生、社会の動きにも眼を向けたいと思っています。
浅ましい安倍政権
繰り返される本質隠し

 南スーダンの政府軍と反政府軍の「撃ち合い」が「戦闘」なのか「衝突」なのかという不思議な「衝突」が国会でありました。政府は「戦闘」ではなく「衝突」だから、自衛隊を撤退させないと言います。辞書によれば、戦闘は「兵器を用いて敵を倒そうとする行動」衝突は「ぶつかること、主張が対立し反目すること」です。
 ならば、本来「衝突」は軍事用語ではありません。その証拠に軍事用語で使う場合は「軍事衝突」です。衝突は「ぶつかること」に過ぎず、両軍の軍事衝突は「衝突」とは違います。そもそも、軍隊同士の争いを軍事衝突=戦闘と言います。「衝突」は事態の本質を隠すための目くらましです。結果政府は、自衛隊員の命を裸で危険に晒しています。
 より鮮明な本質隠しが「武器輸出」から「防衛装備移転」への転換です。武器輸出を解禁する本質を隠したい政府による看板替えでした。そして、安保法制制定時の本質隠しは言うに及びません。「積極的平和主義」の名の下、戦争可能な国に変えました。
「衝突」を使う理由が、せっかく作った安保法制を実働させることにあると、透けて見えます。国会所信表明演説時に議員を巻き込んでの自衛隊員の称賛も根は同じです。褒めたたえる一方で、彼らの命を道具のように軽く扱うのです。私たちは、このような「浅ましい」政府の支配下にあります。国を愛しますが、この政府を愛し、信頼することはできません。


危ないのは平和だけでしょうか?

 信頼できないと言えば、安倍首相の重い嘘言の疑いが指摘されています。それはさて置き、この政権は、民主主義と人権が嫌いでないのかという疑いです。
 中谷防衛相は「いかに、憲法を安保法制に適応させていけばいいかの議論を踏まえて閣議決定した」との発言により、憲法違反を自白しました。高市総務相は政治的公平の名を借りて、政権批判を抑制する意思を表明し、安倍首相は「私は立法府の長」と発言。これらに共通しているのは、原則の本意を捻じ曲げ、真逆の意味内容に変質させて置きながら、同じに見せる企みです。
これは自民党憲法改正草案に見事に現れ出ています。憲法は権力者を縛るための法規ですが、この草案は国民を縛ることに力点を移しています。憲法の本質を欠いた憲法を作ろうとしているのです。安倍政権が9条平和主義だけではなく、国民主権、基本的人権という日本国憲法の本質的な原則に異議を含み持つ思想集団であることを、その言動は指示しています。改憲ではなく「壊憲」になってしまう危険さえあるのです。
 安倍政権は歴史を70年逆流させようとしています。彼らのモデルは戦前戦中にあるのです。ですから、先の戦争を侵略戦争とは認めません。敗戦直後に立ち返り、日本国憲法を持つに至った必然性を確認し、自民党憲法改正草案はもちろん、改憲の論理を批判し続けなければいけません。
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コメント
コメント
 美代子さんへ
 戦争は国家が裁く殺し殺される行為であるにもかかわらず、その国家が殺人と殺されることを強要する、この矛盾と、欺瞞と、理不尽と、残酷さと、人間と人間社会が持つ罪をすべて余すことなくにじむ出す天才、これでも表現できない巨大な落とし穴です。
 これを恐れ、憎むことなく、社会の正義だ、公正を語る資格がないのではないでしょうか。戦争準備を積極的平和主義と呼べる自己欺瞞を不誠実と呼ばず何と呼ぶべきなのでしょうか。こう書いてきて、怒りが抑えられなくなってきました。
2016/10/24(月) 08:01:29 | URL | スキップ #- [ 編集 ]
 ミリタリールックとか言う、軍隊風のファッションが流行したことがありましたが、これこそ社会悪ですね。戦争をカッコいいと思っている若者がかなりいるんです。表面だけしか見ていませんし、飢えも貧困も経験がない。これはある意味では恐ろしいことですね。戦争を正しく認識していない若者たちが政治家になったんですね。戦争は勝っても負けても地獄でしかないということを理解させるにはどうしたらいいんでしょうね。戦後処理をきちんとしないままに、兵器にだけ何千億円もかけるのは人間として間違っているように思います。2チャンでは、隣国の若者同士がののしりあっていたりしますが、あれを読むのは悲しいですね。温かみの感じられない政治家ばかりで、弱者虐めを当然と思っているようですが、それがデフレの原因にもなっているとは気が付いてないですね。
2016/10/22(土) 15:34:38 | URL | 美代子 #1Nt04ABk [ 編集 ]
 AF冠者さんへ
 恵まれた環境で育った、支配者層の出である、これが決定的なのではないでしょうか。みじめな生活を自分がしたことがないばかりか、周りにもなかった、観ることがなかなかったのだと思います。
 私も中小企業経営者の子として生まれ、父の破産の恐怖に何度も襲われたことがあります。みじめな思いも少しはしました。結果、決定的な事態になることはなかttのですが、私の故郷埼玉県川口市は職人の町であり、在日朝鮮人も多く生活していました。小学校の頃、クラスに二人いました。朝鮮人に限らず、貧しい家庭はたくさんあり、その生活のつらさを見せつけられました。そういう経験を安倍政権幹部たちは持たないのだと思います。貧しさの本質が理解できないなのだと思います。
2016/10/21(金) 23:55:28 | URL | スキップ #- [ 編集 ]
実体験
首相も官房長官も衆参議員屋さんも霞が関の官僚もつまるところ敗戦に至る苦渋を知らない世代が逆戻りしているような時の流れを作ってしまっているのです。話や写真で知る昭和は心の底に沈殿するものではないのです。何といっても体験に勝るものはないのです。飲まず食わずで働いて高齢者になってその生きる糧を日ごとに絞ろうとしている輩にあの時代を想起せよというのは無理かもしれません。
2016/10/21(金) 20:28:04 | URL | AF冠者 #ErotiftQ [ 編集 ]
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