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早期退職後の生活を省みて、ものの見え方、心持ち、生き方の変化を確認しながらの日記です。人生、社会の動きにも眼を向けたいと思っています。
「戦時落語「と映画「サクラ花 桜花最後のの特攻」を観る
 2月27日東京新聞社会面に紹介されていた表題の落語と映画を観てきました。落語は七代目林家正蔵の「出征祝」です。
 これは分類すれば「人情噺」といってよいと思います。商家の一人息子の若旦那に召集令状が来ます。彼は帰ってこれないと覚悟し、後を番頭に譲ると伝えます。というか、それをねらっているんだろうと、問い詰めます。番頭は滅相もないことだと否定するのですが、信じない若旦那は「暇をとらす、出て行け」とすごみます。番頭は仕方なく、出てゆく準備を始めるのですが、若旦那は「すまない。試したんだ。親父の世話を親身にしてくれることが分かったので、安心して、お国のために死ねる」という噺です。落ちは祝に二本の酒を買って来ておく入れ。日本勝ってだ」
 演じたのは正蔵の孫である現林家三平です。爺様は粋な人で、こんな落語を作る人ではなかったのですが、時勢に乗った落語を演じることになった。もうすこし、その辺お話しをして欲しいところでしたが、それは避けたようです。
 映画のメッセージは「満州事変、日華事変、真珠湾とそのまま、受け入れた。その結果がこれだ。もう遅い、引き返せない」です。同じことを私達の世代が言いそうで、言葉を失いました。何気ないこの日々が気がついたら、もう戻ってこなくなる、そんな怖さを身にしみてほしいという映画でしょうか。
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コメント
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美代子さんへ
 いやでも、こんな落語を作り、演じなければならなかった、そこをもっと話して欲しかったのですが、正蔵師匠も多くを語りたくはなかったのでしょう。子や孫にも、そのあたりは伝わっていない可能性があります。
「出征祝」には お国のために命を捧げる、戦時国債を買っておいた贅沢派的だからな、、そんな話が織り込まれています。そう言わねばならなかった、相互監視の世の中ですからね、怖ろしいことです。
2016/03/06(日) 11:16:51 | URL | スキップ #- [ 編集 ]
 スキップさん、そうなんですよね。戦争が始まってしまってからでは遅いのですよね。受け入れてはいけないと思うのですが、安倍首相は頑なです。戦争をしないための努力をもっとして頂きたいですね。
 落語って、大きな力を持ってますよね。言葉を持っているわけですから、人々の心に訴えることが出来ます。
2016/03/04(金) 13:21:55 | URL | 美代子 #1Nt04ABk [ 編集 ]
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