FC2ブログ
早期退職後の生活を省みて、ものの見え方、心持ち、生き方の変化を確認しながらの日記です。人生、社会の動きにも眼を向けたいと思っています。
反省伝わる天皇慰霊の旅
 1962(昭和37)年、皇太子夫妻が昭和天皇の名代でフィリピンを訪問しました。甚大な被害を与えてしまった国です、何が起きてもおかしくない状況であったいいます。
 しかし、心配は杞憂に終わります。その理由の第一は、お二人がフィリピン無名戦士の墓に詣でたことでした。当時、無名戦士の墓に行く国賓なぞいなかったのです。慰霊は反省と謝罪と理解されました。結果、日本兵と皇太子夫妻は別の存在との認識が瞬く間に広がったのです。
 ここに見えるのは、謝る者を許すという寛容な国民性です。この良識に敬意を称すると共に、反省の意を示し続けることの大切さを思います。今回のご訪問でも、天皇ご夫妻は日本兵墓地より先に、無名戦士を慰霊されました。
 しかるに、選良たる国会議員の一部が「侵略戦争ではなかった」「南京虐殺はなかった」「従軍慰安婦はプロの娼婦だった」と世界に公言するのです。更に驚くのは安倍首相までが「先の戦争は侵略戦争であったとの認識か」との再三の国会質問に「侵略」の言葉を避け続けていることです。
 彼らは「戦前日本は現地の殖産興業に力を入れ、生活の向上に寄与した」といいます。確かに、殖産興業は事実です。しかし、それは植民地からの実りを多くするためで、国際協力であれば植民地にする必要はなかったはずです。「何時まで謝り続ければ済むのだ」という彼らは、その原因が己の言動にあることに気付きません。
 今回の天皇ご夫妻フィリピンご訪問も慰霊という比国、米国、日本戦没者への「反省と謝罪」の旅です。誠実でありたいと願う日本人を代表された旅です。

スポンサーサイト



コメント
コメント
AF冠者さんへ
 天皇制の是非は私も迷うところです。し象徴天皇制でいいのではないかとの想いがあります。しかし、それには国民の強い意志が必要です。民主主義を維持発展させて行くという意志であり、行動力です。それが弱いと、戦前の二の舞になります。その危機が迫っていると私は想います。
2016/01/29(金) 17:27:36 | URL | スキップ #- [ 編集 ]
同感
我が国がフィリピンに与えた損害は物的損害のみならず多くの人命を奪った謝罪してもしきれない立場にありながら安倍さんは子孫に謝罪をのこすな、と。
当時を知る人も少なくなってはいるけれど渡辺はま子さんが <モンテンルバの夜は更けて>を唄い、多くのお戦犯が釈放されたことは、日本のトップの接し方と、かの国の寛容性ある国民性のなせることでしょう。
付記 私も天皇制には反対ですが、皇室外交が世界的に現存しているところを考えると迷います。
2016/01/29(金) 11:07:15 | URL | AF冠者 #ErotiftQ [ 編集 ]
美代子さんへ
 誠のない政治ですね。甘利大臣の辞任もその理由を曖昧なまま終わりにしようと言う魂胆が見え見えですね。そのれを許してはいけないのですが、マスコミが機能しないでしょう。ため息が出ます。
2016/01/28(木) 22:02:44 | URL | スキップ #- [ 編集 ]
 まったく同感です。他の政治家達とは違って、謝罪と反省の旅でしたね。それが相手国にはっきりと伝われば、責め立てる人などいませんよね。
>。「何時まで誤り続ければ済むのだ」という彼らは、その原因が己の言動にあることに気付きません。

↑まさにその通りですね。誠意のない謝罪は、謝罪してないのと同じですね。心の中では「俺の知ったことか」という思いがあるのではないでしょうか。両陛下には頭が下がります。辛い旅でしょうからね。私は、皇室制度には反対なのですが、今の天皇陛下は好きだし尊敬しています。笑)
2016/01/28(木) 21:36:51 | URL | 美代子 #1Nt04ABk [ 編集 ]
コメントの投稿
URL:
本文:
パスワード:
非公開コメント: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
トラックバック URL
トラックバック