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早期退職後の生活を省みて、ものの見え方、心持ち、生き方の変化を確認しながらの日記です。人生、社会の動きにも眼を向けたいと思っています。
新九条論に疑問
 東京新聞10月14日「こちら特報部」の「平和のための新九条論」を読ませていただきました。「羹に懲りて膾を吹いてはいけない」が感想であります。九条の一番の主張は戦争放棄という理想です。どんな理想も現実から否定される宿命にあります。安倍政権の暴走にたじろぎ、改憲論の土俵に乗ってはいけません。
 九条の理想は己だけの戦争放棄を内容としていません。なぜなら、他の全ての国も戦争放棄しなければ、実現できない理想だからです。つまり、地球から戦争をなくす「遠大な計画」なのです。そこに注目すれば、九条の本質はこの計画実現に向けて、後退することなく、努力を惜しまず、諦めない覚悟であると見えてきます。ですから、憲法違反とは「戦争放棄への努力を放棄すること」になります。
 ならば「自衛隊は合憲と違憲どちらなのか」と問われれば「条件付の合憲」です。もちろん「戦争をなくす努力を続けること」が条件です。理想(夢)はすぐには実現しないものです。その間、理想と矛盾する現実を理想放棄の理由にしていたら、どんな理想も実現しません。
 現に、政府は憲法24条(両性の平等の実現)25条(生存権の保障)という理想を持ち続け、努力してきました。同じように、九条も「粛々と」実現に向けて努力を続ければよいのです。これの何処に欺瞞があるのでしょうか。
 核心は、集団的自衛権行使をさせないための改憲論ではありません。この改憲は自民党が目論んでいる改憲実現よりも難しいでしょう。事の本質は、戦争地域の人々が「恐怖と欠乏から免かれ平和のうちに生存する」ことに希望を与える九条平和国家として活躍できる体制創りにあります。

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コメント
コメント
AF冠者さんんへ
 政治家はもちろん、官僚、今では、財界人も質を落としていますね。一つの時代が終わり新しい時代に移る時に共通した現象です。大きな犠牲を伴うことなく時代が移ることを祈るばかりです。
2015/10/19(月) 05:33:20 | URL | スキップ #- [ 編集 ]
失礼いたしやんした
勿論のこと内閣法制局、過日の閣議決定など関知もしない、安保法案も同じ、局内は政権・官僚の支配下。
安保法案の異議申し立て2件は門前払い。民主主義は少数派の意見も参酌すると考えていたのは甘かった。
2015/10/18(日) 08:21:01 | URL | AF冠者 #ErotiftQ [ 編集 ]
さすらいの、、、さんへ
 法制局とは内閣法制局ですか。
2015/10/17(土) 23:14:08 | URL | スキップ #- [ 編集 ]
提案
法制局と賞勲局。有ってもないような存在と官職にあったものを優先的に叙勲することは真面目に一生懸命生きて来た人たちの存在が否定しかねない。
2015/10/17(土) 08:38:03 | URL | さすらいの、、、 #ErotiftQ [ 編集 ]
 美代子さんへ
 国家から殺人を正当化する理屈を取り上げるべきですね。世界市民がその運動を広げていかなければ、何時までたっても市民は殺され続けます。国家の枠を越えて、市民が連帯する時が来たと思っています。
 ですが、その運動は大変な労力と、智恵と、根気が必要ですね。東総地方の諸団体個人を纏め上げる事だって大変なことなんですからね。
2015/10/16(金) 22:08:57 | URL | スキップ #- [ 編集 ]
 スキップさん、本当にそうですね。日本が戦争に参加出来る国になったら、それだけで恐怖を感じる人が大勢いますよね。日本国内だけではなく。。。戦争の現場って実に恐ろしいようで、とにかく人影を見たら殺せという命令が普通に出るらしいです。自分も殺されるかもしれないという恐怖があるので、動くものを見たら発砲することになるんでしょう。戦争は単なる狂気。進んで参加するものではないでしょうに。
 戦争をなくすための努力の一つとして、やはり地球の適正人口について真剣に話し合う場が必要だと思います。適正人口さえ守られれば、原発は必要ないものなんですから。
2015/10/16(金) 21:39:41 | URL | 美代子 #1Nt04ABk [ 編集 ]
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