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早期退職後の生活を省みて、ものの見え方、心持ち、生き方の変化を確認しながらの日記です。人生、社会の動きにも眼を向けたいと思っています。
集団的自衛権と統帥権
「戦前に似てきている」という声を聞きます。なるほど1930(昭和5)年に、集団的自衛権と似た事例があります。ロンドン軍縮条約に調印した浜口雄幸内閣を海軍などが攻撃した「統帥権干犯」事件です。
 「統帥権」とは軍隊の作戦・用兵権のことで、憲法11条で天皇大権と定められ、陸海軍の参謀本部・軍令部が補佐することになっていました。しかし、海軍軍縮条約は米英日の軍艦保有量比を定めた約束です。このような装備編成も天皇大権で、これは「内閣が補佐する」と憲法12条にありますから「統帥権干犯」ではなかったのです。
 つまり、反対派は統帥権の「拡大解釈」をしたのです。編成権12条を統帥権11条に含める「憲法違反」を行ったのです。結果、浜口は狙撃され、内閣は総辞職します。これ以降、軍部は統帥権を盾に、軍事問題に対する介入を拒否し、政府の統制を離れます。
 同じように、集団的自衛権行使の閣議決定」そして「安保関連法案」は安倍内閣による「拡大解釈」であり「憲法違反」の疑い濃厚です。内閣の判断で軍隊を世界中に派兵でき、友国の戦争に加担もする。これでは、九条平和主義の否定です。加えて問題なのは、これらの法案が成立すれば、憲法改正発議を国民が否決した場合でも、集団的自衛権行使、海外派兵ができることです。
現実に合わせて理想を捨てるのではなく、理想に向けて現実を変える努力に価値を認めるならば、現九条は手放せないのです。「戦前に似てきている」は気のせいではありません。「安倍出でて戦後は終わり戦前に」市民力を合わせ、安保関連法案を葬らねばいけません。

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コメント
コメント
美代子さんへ
 不要なプライドが謝罪を拒むのでしょうね。その根底には日本国は2600年続く神聖な国にであるという優性思想があるのではないでしょうか。その国が間違いをしたからといって、いつまで謝らねばならないのか、という怒りがあると察します。
 しかし、真に、罪を感じる者は謝り続けるのではないでしょうか。先日、殺人で、終身刑を受けている方がガンになったそうです。彼は『人を殺した自分が生きながらえるために手術は出来ない』と治療を受けないのです。それが本当の人間お姿ではないですか。そして、それゆえに周りが『あなたは生きてください。その資格があります』と心寄せるのも人間ではないでしょうか。真心というものです。それが安倍にはないのです。
2015/05/05(火) 12:12:31 | URL | スキップ #- [ 編集 ]
 これから自衛隊入隊を希望する人は減るでしょうね。そうすると当然不足しますから、一般人が強制的に海外派兵として送られることになるんでしょうね。その時気が付いても遅すぎますね。武器に頼るのではなく、どうすれば戦争を避けられるかに頭を使って頂きたいです。安倍さんが、心から謝罪して頭を下げれば、近隣諸国とのしこりも解れるのにと思います。私ならすぐ土下座します笑)安い頭だから何回下げてもいい。死んだ人たちにお詫びする気持ちがあれば出来ますよね。若者がそれを見て、戦争はしたくないと思うかもしれません。首相が謝罪する姿を世界に見せるべきだと思いますが・・・何もかも捨てて謝罪して、全てはそれからだと思います。
2015/05/05(火) 08:36:19 | URL | 美代子 #1Nt04ABk [ 編集 ]
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