FC2ブログ
早期退職後の生活を省みて、ものの見え方、心持ち、生き方の変化を確認しながらの日記です。人生、社会の動きにも眼を向けたいと思っています。
安倍政権を憂える
  自民党の憲法改正草案をお読みになったでしょうか。読めば安倍政権の言動理由に納得が行きます。
 現憲法は、制定目的を「自由の恵沢を確保し、政府の行為によって再び戦争が起こることがないよう決意し、主権が国民に存することを宣言する」と表現し「基本的人権」「平和主義」「国民主権」の三原則を最高価値と認めることに淀みがありません。
 しかし、自民党改正案は「国民主権」を言いつつ「天皇を戴く国家」と言い、「平和主義」と言いつつ、不戦を言いません。三原則は言葉以上の力を与えられず、制定目的は「良き伝統と国家の継承」です。
 この違いは何処から来るのか。それを考える手立ては、改正案前文に「理想」が見当たらないことです。現憲法にとって、理想は実現すべきものとして「未来」にあります。理想は三原則です。しかし、改正案が求める理想は「良き伝統と継承されるべき国家」に置き換えられています。つまり「過去」にあるのです。
 では、すでに問題は提出され、解決されて、すべてが調和する理想社会を改正案はどの時代に見出しているのでしょうか。特定は難しいのですが、歴史と伝統の集大成としての明治国家は有力です。それを裏付けるのが「侵略戦争とは言えない」「南京大虐殺は検証が必要だ」「慰安婦に国家は関係していない」発言です。理想である明治憲法国家の過ちは認められないのです。
 国民の多数派は、原発再稼動も秘密保護法、集団的自衛権にも反対です。これを聞かない安倍首相が、民意を聞くためだと、国民が求めもしない総選挙に走りました。これが彼の言う国民主権です。総選挙には、自民党改正草案は現憲法の「改正」ではなく「否定」だとの認識を持って、臨まねばなりません。


スポンサーサイト



コメント
コメント
コメントの投稿
URL:
本文:
パスワード:
非公開コメント: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
トラックバック URL
トラックバック