FC2ブログ
早期退職後の生活を省みて、ものの見え方、心持ち、生き方の変化を確認しながらの日記です。人生、社会の動きにも眼を向けたいと思っています。
教養文化と戦争狂気
 他人を「自分のことだけしか考えられないような窮地に陥れないこと、土壇場へ追い込まないこと」それが教養です、とフランス文学者の渡辺一夫さんが仰っています。私はこれを文化と理解してきましたが、より絞り込んだ本質を射抜いた洞察です。
 人は自分の醜さ、嫌らしさ、エゴイズムに気付いています。だからこそ、それらが噴き出ないような環境・条件を作ろうとするのです。生産活動はもちろん、教育、福祉、労働その他の社会政策がそれらに当たります。まさに文化国家を目指す国々が採っている政治です。
 韓国の水難事故では、船長が乗客を残したまま下船したことに非難が集中しましたが、過積載などが明らかになり、会社の利益優先姿勢が事故原因と分かってきました。ならば、会社が乗組員のエゴイズムを誘発したのですから、経営者の反教養性が問われます。
 今、同じことを政府与党幹部にも問わねばなりません。石破幹事長の「集団的自衛権で自衛隊員が死ぬ、血が流れることも政治家が覚悟しなければならない」発言です。これが使命感あふれる勇気ある政治家でありたいとの吐露であるならば、これほどの無教養はありません。国民に「殺し殺される究極の選択」を強要し、窮地に追い込む決断が勇気でしょうか、まして、文化でも教養でもありません。
 戦争とは、ありとあらゆる「究極の選択」を迫る天才です。人間の醜さをさらけ出す最高の舞台です。戦争は「一人殺せば殺人者だが百万人殺せば英雄だ」という矛盾を合理にする狂気を「文化」にすることから始まります。

スポンサーサイト



コメント
コメント
船橋ヒロさんへ
 働き盛りのヒロさんたちの世代が安倍政権をどう見ているのかが気になりますし、今後の日本にとって、重要な意味があると思います。皆さんから政治の話を聞く機会がありません。今私にとって最も遠い世代が40代です。同世代の方々の政治意識を教えていただきたいのですが。
2014/05/09(金) 10:10:51 | URL | スキップ #- [ 編集 ]
平和の意味「戦争と戦争の間」てか「戦争の準備期間」ということと何かでみてやな気分になった記憶があります。
ほとぼりがさめて体験者が一通りいなくなってしまうと繰り返すらしいです。
経済で言うとバブルも同様で30年周期らしいです。痛い目にあった人が入れ替わる期間ということですかね。
安倍さんの発言を聞くと毎日天気はいいのに晴れません。
2014/05/09(金) 08:56:44 | URL | 船橋ヒロ #- [ 編集 ]
 美代子さん、東京新聞の護憲は本物ですね。今日、東京新聞千葉支局から電話が入りました。近いうちに取材に生かせて頂くという電話です。署名の件で、資料を2日に郵送したんです。早速の反応です。ちなみに、他の新聞社は無反応ですね。息子さんはいい会社に就職されました。
 今自分が20歳なら、どんな仕事を選ぶかといわれたら、何もないというのが正直なところです。でも、東京新聞rなら入社試験受けたいですね。
2014/05/08(木) 21:03:12 | URL | スキップ #- [ 編集 ]
戦争が始まったら、政治家も交代で最前線に立たねばならないという法律を作るべきですね。
 政治家なら、戦争そのものを失くす努力をもっともっとするべきですが、逆方向に動いている。知恵がないんですね。相手と同じレベルでしか物事を考えられないのが悲しいです。
2014/05/08(木) 16:36:14 | URL | 美代子 #1Nt04ABk [ 編集 ]
コメントの投稿
URL:
本文:
パスワード:
非公開コメント: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
トラックバック URL
トラックバック