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早期退職後の生活を省みて、ものの見え方、心持ち、生き方の変化を確認しながらの日記です。人生、社会の動きにも眼を向けたいと思っています。
ザ・ピーナッツ伊藤エミさん亡くなる
 ザ・ピーナッツの姉伊藤エミさんが亡くなったという残念なニュースが入りました。71歳なんですね。私の一回り上ということになります。「可愛い姉さん」という感じで親しんでいた子供時代です。12歳上だったんですね。
 歌の上手さは誰もが認める実力派ですね。心地よく聞いていました。その後出てきたアイドル歌手の歌を聴いて、上手さに気付かされました。引退後はまさに第二の人生を迷うことなく生きましたね。ご冥福をお祈りします。

   ピーナッツ花落ちるとも咲き誇る

 あとは、論ずるも馬鹿らしい話ばかりです。
 
 消費税を煽っていた大新聞が、世論の流れに従い「公約違反」とばかりに、増税批判を始めました。情けないばかりです。ジャーナリズムの堕落も行き着いたというべきです。

   増税を煽ったメディア今批判

 東電の株主総会はひどいものでしたね。「原発をこれから動かしますよ」との意志表示の場でしたね。「怒り心頭に達す」とはこのことです。株を買って来年は総会に出ようかと思ったほどです。

   卑しさを武器に東電経営す 


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 本日の赤旗一面に載った、横浜・八景島シーパラダイスのシロイルカの生まれたばかりの赤ちゃんとお母さんです。好い写真です。赤ちゃんの愛くるしさはもちろんですが、お母さんの満足そうな、いまのままが一番いいと言いたげな顔に心が和みます。お母さんの眼は赤ちゃんのより小さいです。可愛さに、まさに、目を細めているうですね。
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今日は、ぼーの可愛さも引き立て役です。

 
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野に還る庭
 今日も爽爽しい天候です。ですが、手入れを全くしないできた13年間、とうとう付けが回ってきました。庭が野に還りました。
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 画面を見ていると、まるで、近くの山に入り込んだ時の記録写真ですね。
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野生の風を帯びてきたアジサイです。球根を植えて以来、ここ数年、勝手に生えてくるグラジォーラス。右の花、まさに勝手に生えています。
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 蔦がチャペルに絡まないで、地面を這っています。様になりません。掃除をしないもので、玄関の戸に草が生えました。草が逞しいのか、自分が横着なのか。
 ぼーは今日もご機嫌です。しかし、先ほど、悲鳴を上げました。「何だ」と行ってみたら、確証はありませんが、どうも、原因は下の写真に写っているものらしいです。
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   犬悲鳴尾を巻かせたは大毛虫

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左が悲鳴を上げた直後の絵です。避難させました。落ち着きを取り戻そうとしている健気な絵です。

   力増す葉は重たげな夏欅

   高原の風の輝き梅雨晴間

   

   効いてますトクホ効果は売上に

   UFOの目撃がない爆発後

   川柳の灰汁にも勝る政腐臭

   蘆揺れる聴こえはせぬか民の声
不思議に思うこと
 もう20年も前のことです。部活を終え、職員室で翌日の準備をしていると、修学旅行をお願いした旅行会社のAさんがみえました。6時過ぎ、こんな時間に何だろうと思いました。
 用件が何だか分らない上に、元気もありません。そう言うと、Aさんは「実は、自分の部下の中からリストラ候補を三人報告する日なんです。ですから、社に帰りたくないんです」なるほど、事情が呑み込めました。その後、その話を彼がすることはありませんでした。
 それで不思議に思うのです。例えば、日産自動車のゴーン社長、何万人もの従業員を解雇し、業績を回復しました。それはそれで大変な仕事だったと思います。しかし、首を切っておいて、自分は数億円もの報酬を当然とばかりに手にする、それは自分にはできないと思うのです。
 近くは、日航の再建のために会長に就任した稲森氏、短期間に、黒字経営に持ち込んだと賞賛されていますが、私であれば、それを苦しく感じると思うのです。日航も大量解雇しました。大学の後輩は、嫌気がさして解雇される前に、退職勧奨に応じました。しかも、解雇し過ぎて、現場が混乱したとも聞きます。すざまじいリストラであった訳です。
 そして、東電や保安院幹部です。安全神話を作り、邪教信者のように流布しました。それを不安に思った人々の指摘や忠告をすべて無視し、自らも神話=真理との錯覚に陥ったのです。私なら、総括し、それを提示し、責任を明らかにした後に、身を引くと思うのですが、そういう方はあまり見かけられません。それが不思議でなりません。
沖縄慰霊の日、金城美奈さんの詩
 昨日はサタデースクールを終え、図書館とカインズホームに寄り、自宅に急ぎました。NHKは毎年、沖縄全戦没者追悼式を中継するからです。
 首里高校の金城美奈さんは自作詩を読み、追悼の意を表しました。これには聞き入ってしまい、聞き流すにはもったいない詩だと思ったんです。そうしたら、今日の東京新聞はこの詩を全文載せているのです。これは感動ものですね。というか、編集者の心も動かしたのでしょう。そこで、全文紹介したいと思います。

「礎に思いを重ねて」  

沖縄県立首里高校三年  金 城 美 奈 さん 作


月桃の花が白くきらめく頃
私はあの手紙と出逢った
それは祖父の兄が家族に宛てた
一通の手紙
彼の人生で家族に送った
最後に手紙

第三中学から届いたその手紙は
戦争のことは何一つ書いてなくて
勉学に励み
家族を思いやる
真っすぐな青年の心が記されていた

これから迫る
黒い影とは対照的に
その手紙は温かく
誠実さで溢れていて
白い光で包まれているようだった

この手紙と出会った後
私は初めて
彼の礎の前に立った

礎に刻まれた
その名前
ぎらぎらと太陽に照りつけられた
その名前
指でなぞると一文字一文字が
焼けるように熱くて
あなたの思いの熱さが伝わってくる
私の心に伝わってくる

礎に刻まれた
あなたの名前は
とても小さくて
とても窮屈そうで
この文字では表せないほどの人生が
あまたにはあった
この文字では抱えきれないほどの未来が
あなたには待っていた

でも何もかも奪われてしまった

あなたが過ごしたあの島は
地図に書かれたあの島は
沖縄から遠く離れていて
広大な海に囲まれている

あの遠い島から
あの広い海から
あなたはまだ戻らない
あなたはまだ戻れない

あの日から時は止まったまま
針は動かぬまま

あなたと同じくらいの歳を迎えた今
私は考えている
戦争について
平和について
でも
あなたと同じくらいの歳を迎えても
私は考えられない
遠い島で過ごすことを
家族と離れて暮らすことを
私は考えるのが怖い
だけど
辛い現実と向き合った
あなたがいるから
私は今安心して一日を迎えられる
明日を待つことができる

今年も時を刻む
六月二十三日
正午に手を合わせる私の肌を
柔らかな風が
そっと包み込み
確かな思いが溢れだす

あの過ちを
二度とおこしてはならない
あの苦しみを
二度と蘇らせてはならない

人々の心に
色をそえることができるなら
暗く沈んだ色ではなくて
明るい澄んだ色で彩りたい

人々の未来に
橋を架けることができるのなら
先の見えない不安定なものはなくて
力強く進める丈夫なもので繋げたい

そして
人々の世界を
一つの言葉で表すことができるのなら
戦争ではなくて
平和であると断言したい

六十七年前を生きた人々の後ろに
私達は続いている
私達にできることは
あの日を二度と呼び戻さないこと
私達に必要なことは
あの日を受け止めて語り継ぐこと

礎に刻まれた人々の
届けたかった思い
叶えたかった願い

私たちが届けよう
私たちが叶えよう

礎に思いを重ねて



 どうでしょうか。気どりのない言葉遣い、こころを広げ、思いのまま感じた真が輝く言葉となって、読む者の心を揺さぶります。
 よければ、本ブログ、カテゴリー「平和」2009年6月23日の記事を読んでください。では、駄作を


   後はなし巨人人気の盾倒る

   目の前のデモに気付かぬ大新聞

   被災地に冷水掛ける政治力 

   六十年嘘だろうなと仰ぐ空


   草原と見紛うほどの青田なり

   カルガモの横顔泳ぐ田んぼかな

   緑黒の森を抜ければ青田かな

   慰霊の日少女の真詩の力 
さくらんぼを食べる
 山形の生産農家にして、ブログ仲間の「天心園」さんにお願いしていた「さくらんぼ」が届きました。親族からも続々、「おいしいさくらんぼ有難う」の電話が入りました。美味しいだけでなく、赤く艶のいいこと。そこで一句


   さくらんぼ酸いも甘いも蜜の艶

   子の育ち酸っぱく甘いさくらんぼ

 湘南の子アザラシ君が亡くなりましたね。残念です。可愛い顔を残し天国へ。

   アザラシの死に肩落とす国なれど

 天国に相応しくない方々のお話。

   引責が地も天国の天下り

   騙す苦が快感となる政治麻痺
首都圏反原発連合官邸前集会を東京新聞が報じないとは残念!!
 本日の東京新聞トップ記事は(原子力規制委員会設置法が)「原子力の憲法こっそり変更」何かと思い読めば、ため息が出るばかりでした。
 この法は原子力村による原子力行政支配を排除する目的で作られるべきはずでしたか、実質、骨抜きにされた法です。今までと変わらぬ原子力行政が続くだろうと思います。これだけでも腹立たしいのに、この付則に「安全保障に資することを目的として」が、まさに、こっそり加えられているというのです。
 要するに、原発で生じるプルトニュームを原爆に使うことを可能にする規則ということになります。これは別途長期慎重審議が必要な案件ですが、官僚と一部政治家の思惑で、ドサクサに紛れて、挿入させていたんですね。原発廃止に動かない理由の一つに「核兵器を持つ道を確保しておくこと」があると言われています。それを裏付ける事実であり、密かに、また大胆に、彼等が本心を滲みだしたとも言えます。
 この記事をトップに掲げた東京新聞、さすがと思ったんですが、一つ残念なことがあります。それは「首都圏反原発連合」が行っている首相官邸前抗議集会を報じないことです。6月15日は何と12000人が集まったそうです。これは民主主義の棚上げが進む中、見過ごせない出来事ではないでしょうか。他の新聞はともあれ、東京新聞と脱原発を表明している毎日新聞は報じて欲しかったですね。報じたのは「しんぶん赤旗」だけだったそうです。
 今後もこの集会は続くでしょう。報道を期待します。もちろん、全てのマスコミにです。ここで、脱原発を主張しないマスコミは戦争協力報道を戦後反省した、その二の舞を踏むことになるでしょう。
されど575 その②
 想像以上の台風でした。皆さんのところは、最小現の被害で済みましたか?
 0時を中心とした4時間ぐらいがひどい風でした。家が震度1ぐらいで揺れましたからね。雨戸の隙間に入り込む風がソプラノで切り裂くように響き、眠れませんでした。よしずは敗残兵のように倒れ、助けを求めています。これを書き終えたら起こそうと思います。まだ、結構な風が吹いているんです。
 ところで、テレビの台風情報は「最大限の警戒が必要です」などと言います。「警戒ってどうしたらいいんだ」と思いませんか?雨戸をしめる、懐中電灯、ラジオに乾電池を入れるのは警戒ではなくて、準備です。「警戒が必要です」が「覚悟を決めなさい」と言っているように聞こえるのは私だけでしょうか。今後、大きな台風に「警戒」しなければいけませんね。

 では、岸本尚毅著「生き方としての俳句」より、名句と感じた句をご紹介します。

   藷食べる子に何が好きかと問う    京極杷陽

   たんぽぽとあそぶほかなき子の姿    同上

   蘆の穂の遮る月の明るさよ       同上

   月雲にかくれて居れば春の星     高木晴子

   火取虫窓辺の闇は壁のごと       同上

   蜻蛉の羽を担へる骸かな       杉本 零

   ひとまわり大きな影と鶉かな      同上

   夕月夜人は家路に吾は旅に       同上

   封切れば溢れんとするカルタかな   松藤夏山

   夕百舌に答ふる百舌鳥もなかりけり  島村 元

   夜夜の月雲しなければ飽きにけり   清原拐童

   凍蝶に昼をあざむく月夜かな      同上

   鳴きやめば虫またもとの緑かな    五十嵐播水

   散りしとき月照りかえす銀杏かな    同上

   残菊に正しく移り行く日かな     高浜年尾

   鰯雲読みし葉書は手に白し      木村蕪城

   ふりあぐる斧のきらめき氷上に     同上

   くらがりへ教師消え去る夜学かな    同上

   みづうみの月明るきに馴れて住む    同上

   この娘恋ふとにあらねども炉辺たのし  同上

   蟷螂の面ぬぐいては進むかな     軽部鳥頭子

   稲刈のたけなはにして野はしづか    同上

   春雷やククとこたへしモルモット    同上

   投げ苗をかはしてくぐるつばくらめ   同上

 

添削を受けました。

(私の)元句   汗かきの背に万緑の風が吹く

  添  削   汗の背中に万緑の風が吹く

 納得がいかない添削です。
        
「猿の惑星」を思い出しました
 今日は蒸し暑いですね。ぼーが朝食を食べたかどうか確認しに行って、驚きました。そして、この一週間で急に大きくなった梅を収穫しました。
 東京新聞は一面で、核のゴミを地下に埋めるという案が適当でないと、日本学術会議が結論付けたと報道しています。ではどうするのか。会議は分らないといいます。朝からため息です。そこで

   神は核猿が祭るは燃料棒

 しんぶん赤旗の一面は地元福井で大飯再稼働反対集会に2200人集まったとの記事です。こんなことマスコミは伝えません。

   マスコミが伝えぬ声に未来あり

 結局、公約した後期高齢者医療制度の廃止や、最低保障年金制度などは決められず、公約になかった、というかしないと言った消費増税に命を掛けて成立します。訳が分らない、国民をなめきった態度です。

   膏薬の下ではびこる選挙病

   その口が虚しかろうな偉さん



   蝉の声転がる石の気だるさや

   影はなし気だるき声の金魚売

   野に還る庭の夏草むくむくと

   
民主党の失敗の大本は
 政権交代により、国民は新世紀に相応しい改革が始まるだろうと期待しました。しかし、民主党の「税と社会保障の一体改革」は、眠った20年間にしてしまった自民党政治に回帰する道を歩んでいます。この体たらくはどこから始まったのでしょうか。
 それは間違いなく、無駄な税金の使い方を改めるべく取り組んだ行政改革の失敗に求められます。些細な「仕分け」に目を奪われ、根本的な改革を官僚たちに阻止されてしまったことから始まります。税金を溝に捨てるような意味薄い大事業がたくさん続けられています。
 例えば農地改良事業、これは農民の農地を一カ所に集め、一面の農地面積を大きくすることで生産性を上げ、TPPに対応するというものです。しかし、これで外国農産物に対抗できるはずがありません。しかもこれは農民も負担していますし、農地の仕切り作業はにいらぬ軋轢を生み地域を混乱せてもいます。農水省はそれらしい理由をつけて、今まで通りの予算を獲得したいだけなのです。その上、特別会計に手を加えられなかったことも重大です。この会計予算が特殊法人=天下り法人の牙城です。
 ここですでに、民主党は自民党に同化したのです。社会保障につぎ込む財源を見失った民主党は、公約違反と知りつつ、消費増税に流れてゆきます。というか、行政改革の挫折は政治主導の挫折であり、官遼主導は揺るぎなかったわけです。政治家のクーデターは鎮圧されました。ですから、この間行われた与野党の折衝は官僚が作った土俵の中だけで許されていたというべきでしょう。
 このことは原発にも言えます。福島原発事故は民主党のクーデター程度の些事と理解し、事故前と変わらない、エネルギー原子力行政を維持しようと決め込んでいます。関西広域連合の首長たちは財界・官僚から「電力不足故に起きる事態の責任をとれるのか」と脅されたといいます。それに反論する見識と論理と気迫が不足していたことが残念です。
原発再稼働に心からの怒りを
 本日、早朝目が覚めてしまいました。NHKラジオ深夜便「にっぽんの歌こころの歌」は「団塊世代青春の歌」で、新谷のり子さんの「フランシーヌの場合」を選曲しました。1969年3月30日、学生フランシーヌ・ルコンドさんがベトナム戦争とビアフラ飢餓に抗議して焼身自殺、それを悼んで作られた歌です。
 その頃、新宿では反戦フォーク集会が開かれていました。私も学校の帰りに、参加したことがあります。そんな中でのパリからの報道、衝撃を受けました。彼女の心を、その場の様子を想像すると平静ではいられない自分を、そして、アメリカへの怒りを隠しようもありませんでした。
 もしかしたら、フランシーヌはアメリカ大統領を暗殺したかったのではないかと、今、思うのです。しかし、それは、世間はもちろん、自分でも許せない行為です。そこで、己を焼き、大統領を殺したのではないでしょうか。
 このように推測させたのが、原発再稼働決定です。ここには、あらゆる厭らしさ、狡さが関わっています。己のための決定を国民のためと言える欺瞞・偽善「世界平和のためのベトナム戦争」に通じます。若者のような怒りを覚えます。原発再稼働に怒りを!!
 
五月晴、庭で昼食を
 今日もまた、好い天気となりました。散歩だけではもったいない清々しさです。そこで、昼食を庭で摂ることにしました。
 ブログ仲間の天心園さんの、今が旬だから、早く食べた方が良いとのアドバイスに従いレタスを初収穫しました。
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 左が今日のレタスです。右は5月11日のです。大きさの違いは歴然としています。これを昼食のサラダにしました。
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 あんしん市場製きのこハンバーグ、茹でほうれん草のかつを出汁漬し花鰹掛け、ごまドレッシィングのレタスサラダとニラと豆腐の味噌汁。レタスは外側の捲いていないのを採ってきました。やはり、硬くて苦かったですね。
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 ぼーは朝夜の二食ですから、昼は甘酒だけです。すねているのか? 
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どう見えますかね。
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トウモロコシです。大分、大きくなりました。今のとこ、病気も虫も被害はありません。


   雲儘よ地は斑なす五月晴

   白鷺の背中眩しき藁帽子



   レバ刺しの安心よりも原子力

   経済学ノーベルもらう資格なし
福島原発告訴団が問うもの
 脱原発集会だったか、署名したらしいのです。その縁で支援金をお送りし、入会したつもりでいます。東京新聞が本日「こちら特報部」で取り上げた「福島原発告訴団」のことです。
 その気にさせたのは、裁判官制度が言う「市民感覚」です。これほどの事態を招いた原発事故の責任が問われず、誰も裁かれないのはおかしいという庶民の良識です。戦争責任と同じく、またも「一億総懺悔」で終わらせるのかという怒りです。
 専門家は法で裁けるかと言えば、難しいと言います。だとしても、法は人間の「良心」や社会の「道理」を基にしているはずです。それに照らし合わせると、事故で難渋する人達を尻目に、己の立つ瀬にしか関心を示さない東電や保安院幹部の姿は見苦しいのです。
 今回の訴えは法的に裁くよりは「生きる資格」を問う裁判ではないでしょうか。経済利益最優先ゆえ、事故防止策を打つ機会を幾度となく握りつぶしてきた己を振り返り、間違いを認め、謝罪し、一切の職から身を引く、その「人格」を問うのです。
 野田首相は自分の責任で再稼働を決断したと言いますが、彼の責任は「決断をする責任」であり「その結果への責任」ではないのです。もし事故が再度起きれば、彼の命を差し出しても取れる責任ではないからです。「命か、経済か」の選択に経済を優先する、これを諌める訴えでもあります。
 この裁判が問うているのは、詰めて言えば、「豊かさの質」のようなな気がします。我々は「安心という豊かさを金に替え」てこなかったでしょうか?金で生活を買い、結果、心を空虚にし「豊かさを金を払って売っている」のではないでしょうか?「金で買えないものがある」江戸庶民の生活が聞こえてきます。
これぞ五月晴れ!!
 五月晴とは5月の湿度の低い、清々しい好天をいうと多くの方が思っているようです。そういう私もそうでした。
 しかし「五月晴」の五月は旧暦の五月です。新暦(太陽暦)では6月に相当します。ですから「五月晴」とは入梅後の好天を言います。今日、千葉東総地方は好い天気でした。ですから、梅雨入り宣言後の今日は、まさに「五月晴」と言うことになります。

   葉音から光飛び散る五月晴

   五月晴海草の如竹揺れる

   夏燕線成す影の白さかな

   除草剤撒かれし後も夏の草

   羽音より光舞い散る朝の蝶

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   ひもすがら犬の傍にて飽きもせず
匝瑳市寿大学6月句会
 今日は、午前中歯医者、昼飯はふるさと市場で、いなり寿司とポテトサラダと茶を買って、天神山公園で、食べました。
 しかし、清々しい風とはゆかず、もう夏の風でした。グランドを走っている夫婦以外に人がいません。複雑なつくりで広大な広さを誇ります。ゆえに、防犯の必要が生まれる、カメラがある公園です。警戒しながら楽しむ公園です。いらないのにバブルの時に造った公園です。
 その上、市長はここに15億円でコンクリートの城を立てようともしました。ちなみに彼は生コン会社の社長でした。
 鎮魂碑に手を合わせ、いざ、出陣、句会に向いました。


私の句

   何もせぬ何も起こらぬよしず陰    3点句

   老犬の仰ぎて夏を受け入れし      1点句

   初夏の風潤む銀座の灯は近し      1点句

   皮だけの子蛇轍に死も忘れ


私の選句

   万緑を整えてゆく庭師かな       3点句

   白靴がエスカレーター歩き行く     3点句

   父の日や鴨居の父母と並ぶ兄      3点句

   梅雨兆す「宇宙の渚」画像より     2点句

   床辺のラジオが告ぐる梅雨入      2点句

その他の句

   肩を濡らしたくて雨呼ぶ枝蛙       2点句

   首塚の倒れてをりし夏野かな       2点句

 エスカレーターの句、私誤解していました。作者は本当に歩きあがってゆく姿を描いたんですね。そう知っていたら選ばなかったと思います。エスカレーターが運んでゆく姿を「歩き行く」と読むところに面白みがある句ではないでしょうかね。     
政界に川柳のネタこれ尽きず
 安住財務相が「議員年金を廃止したのは軽率だった」と答弁したとか。その発言の方が軽率です。政治家が決断したことを、動き出してしまった後に「軽率だった」では、政治家としての姿勢が、否、人格が軽薄であると自白しているようなものです。

   軽率で軽薄なれば軽視され


   福島を些事に貶しむ再稼動

   限定でないと知りつつ再稼動

   徹さずに通しましたね再稼動

   
   報告を受け手が作る会の怪
  
   敏よりコントロールは一郎を

   
   倒産を暗示していた安愚楽の名

   
   楽しんで仕事をしてる温かさ

   豊かさを金を払って売っている

   雑種の血老犬の顔種を問われ
防衛相人事批判的外れ
 森本氏の防衛大臣人事に、憲法の「国務大臣は文民でなければならない」に違反すると批判が出ています。批判の向きが違っていないでしょうか。
 憲法には国務大臣の過半数未満を国会議員以外から選んでよいともあります。ですから、以前、竹中氏も閣僚になれたのです。では「文民」とは誰なのでしょうか。辞書によると「職業軍人の経歴を持たない人」です。
 それはそうです。憲法は、軍人が首相や軍部大臣に就くことで戦争に至ったことを反省して作られているのですから。「文民統制」とは軍部を文民がコントロールすることです。
 ならば批判すべきは、国会議員でないことではなく、彼が防衛大学卒の元自衛隊士官であり、現幹部と近しい関係にあることではないでしょうか。戦前で言えば、彼は元「職業軍人」です。そこを意識して「集団自衛権」は任期中にいじらないと言わざるを得なかったのです。批判するべき本質を見失っています。
改作試みる その二
 昨年作ってみた句で、自分では好いと思いながらも、句会で人気なく、新聞俳壇にも評価されず、という句が結構あるんです。それ見直してみると、なるほど、陳腐な句だと今の自分は納得。しかし、若い頃の写真の顔を見るのと同じで、恥ずかしいのです。そこで改作!!少しは好くなるでしょうか?


   皮だけの子蛇轍に死も忘れ
             旧作=皮だけの子蛇果て居るアスファルト


   犬気配見当つける五月闇   
             旧作=五月闇見当付けて犬を呼ぶ


   何もせぬ何も起こらぬよしず陰
             旧作=よしず陰選る光の閑かさや


   初夏の夕エナメル質の街に入る
             旧作=秋澄みてエナメル質に暮れる街


   太陽の気配おごそか夏至を往く
               旧作=太陽の気配気高き夏至の空
                   一日を大意あり気に夏至が行く  
されど575
 大飯原発再稼動に向って爆進する政府に対する怒りを鎮めるために名句を味わおうと匝瑳図書館で岸本尚毅著「生き方としての俳句」を借りてきました。もちろん感心する多くの句が紹介されています。その上、著者の解説がまたいいもので、なかなか先に進みません。味わい確認してしまうんですね。
 心動かされた句をご紹介したいと思います。自分が目指す句の姿が浮かんでくるかとも思って、ブログに並べて見ようとも思ったわけです。


   芍薬の散るほのめきや青すだれ      岡本松浜

   雪解川名山削る響きかな          前田普羅

   紫陽花の浅黄のままの月夜かな      鈴木花蓑

   スケートの右に左に影投げて      鈴木花蓑

   冷水を棒の如くに呑みにけり       上野 泰

   西日さしそこ動かせぬものばかり     波多野爽波

   島は水乏しく銀河濃かりけり       高浜虚子

   昼の空けだるくもある揚雲雀       上村点魚

   とろとろと火を吐きにけり蛇の舌     上村点魚

   天上に宴ありとや雪やまず        上村点魚

   蟷螂や泥まみれなる斧かざし       河野静雲

   大いなるものが過ぎ行く野分かな     高浜虚子

   曉は宵より淋し鉦叩           星野立子

   雪の日の障子明るき朝寝かな       星野立子

   美しき緑走れり夏料理          星野立子

   やがて沈む日の当たりをる牡丹かな    星野立子

   百合活けてあまりに似合ふ瓶怖はし    星野立子

   障子しめて四方の紅葉を感じをり     星野立子

   病葉や大地に何の病ある         高浜虚子